発達障害の二次障害の
症状について見ています。
今回は、行動面や心理面以外の
症状について書いていきます。
PTSD、適応障害、ネット依存、ゲーム中毒
などの症状が出る場合があります。
PTSDとは、心的外傷後ストレス障害とも
呼ばれ、交通事故など死にかけるなどの強い
ストレスを受けた後にかかる疾患のことです。
発達障害のある子どもの場合、
親はうまくスキンシップを取れない
ことがあります。
その結果、子育てが難しいと感じて子どもに
対し不適切な関わりをしてしまうことがあります。
すると、子どもは強いストレスを受け続けて
しまい、PTSDになる場合があります。
発達障害の二次障害では、主に精神面での
ストレスが大きく影響します。
他者からの叱責やできないことに対する怒り
などストレスを長く受けると、
PTSDの症状が出ることがあります。
適応障害では、朝起きるとめまいがしたり
出社前になると腹痛がするなどの症状が
出てきます。
ネット依存やゲーム中毒なども
見られることがあります。
発達障害の特徴の中に、強いこだわりが
ありますが、ネットやゲームにこだわりが
生じると依存してしまい、生活が破たんする
ことがあります。
これらの症状は、一般の人でもかかる
症状であるため発達障害の症状は
見落とされがちです。
二次障害の治療と並行して、
発達障害の症状に対するケアも
必要になります。